太陽光をつけるなら、余った電気を売って儲けたい。そう考える人は多いです。うちも最初はそうでした。でも2026年のいま、正直に言うと——「売る」で稼ぐ時代は、ほぼ終わっています。
がっかりさせたいわけじゃありません。むしろ、ここを勘違いしたまま契約するほうが、あとで後悔する。だから本音で整理します。
売電価格は、ずっと下がり続けてきた
太陽光で余った電気を電力会社が買い取る「FIT」という制度。この買取価格が、制度開始からずっと下がってきました。
2012年ごろは1kWh 40円超。それが2026年度の住宅用は15〜16円前後まで下がっています(年度で変わるので、契約時に最新の単価を必ず確認してください)。
いっぽうで、電力会社から買う電気は1kWh 30円前後。つまり「売る値段」より「買う値段」のほうが、倍くらい高い。ここが全部の出発点です。
だから「売らずに使う」が正解になった
売って15円、買うと30円。ということは——余った電気は売るより、自分で使ったほうが得。1kWhにつき15円分、お財布が変わる計算です。
昼につくった電気を、昼のうちに使い切る。使い切れない分は蓄電池に貯めて、夜や朝に回す。この「自家消費」が、いまの太陽光の主役になりました。売電はおまけ、くらいの位置づけ。
FITが終わったあと(卒FIT)はもっと安い
FITの買取期間は10年。これが終わると「卒FIT」と呼ばれて、売電単価はさらに下がります。1kWh 7〜9円くらいになることも。
10年後にはほとんど売り物にならない、と考えておいたほうが現実的。だからこそ、早い段階から「貯めて使う」設計にしておくと、卒FIT後もあわてずにすみます。
岩手・東北で考えるときの注意
雪国は、冬の発電量が落ちます。パネルに雪が積もれば当然ゼロ。年間で見ると、日照の多い地域よりは控えめな発電になる。
なので「売って稼ぐ」を前提にすると、東北ではとくに皮算用が外れやすい。「自分の家の電気を、自分でまかなう」くらいの気持ちで計算すると、ちょうどいいです。雪と発電の話は岩手・東北で蓄電池を入れる前に知っておきたいことにもまとめています。
まとめ:太陽光は「売る資産」から「使う設備」へ
2026年の太陽光は、売電で稼ぐものではなく、買う電気を減らすための設備。発想を切り替えると、損得の計算がクリアになります。
- 昼つくって、昼使う
- 余りは蓄電池に貯めて、夜・朝に回す
- 売電はおまけ。当てにしない
この前提で見積もりを取ると、営業トークの「売電で儲かりますよ」に流されなくなります。売電価格は年度で変わるので、契約前に必ずその年の最新単価を確認を。数字は2026年時点のものです。
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実際にいくらかかるか、どの機種が合うかは、家庭の電気の使い方で大きく変わります。気になったら、まず無料の一括見積もりで自宅に合った容量と費用を確認してみてください。見積もりを取るだけなら1円もかかりませんし、複数社を比べると数十万円の差が出ることも珍しくありません。


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