東北電力「よりそう+ナイト8」は高い?単価と新規加入の可否を公式データで確認【2026年10月時点】

電気代節約

「よりそう+ナイト8」で検索してこのページに来た方、たぶん一番知りたいのは「結局いくらなの」と「今から入れるの」の2つだと思います。うちは長年このプランで暮らしてきた身として、東北電力の公式ページで単価と契約条件を洗い直してみました。

正直、ここを曖昧にしたまま「夜が安い」とだけ書いてある記事が多いんですよね。数字と契約条件、両方きっちり見ていきます。

先に結論
  • よりそう+ナイト8は2023年3月31日で新規加入の受付を終了しています。今から新しく申し込むことはできません(2026年9月時点・東北電力公式)。
  • それより前から契約している人は、そのまま使い続けられます。
  • 電力量料金は夜間(23時〜7時)が1kWh27円64銭、昼間(7時〜23時)は使用量に応じて31円17銭〜43円91銭の3段階。
  • 今から新規で夜間が安いプランに入りたい場合は、「よりそう+ナイト&ホリデー」が候補になります。

よりそう+ナイト8、実は今から申し込めません

まずここ、けっこう重要です。東北電力の公式サイトには、プランページの一番目立つところにこう書いてあります。

「2023年3月31日をもって、新規加入受付を終了しました。なお、2023年3月31日までにご加入されているお客さまにつきましては、2023年4月1日以降もご契約が継続されます。」

つまり、すでに契約している人は今まで通り使えるけど、これから新しく申し込むことはできないということです。うちも「今さらだけど本当に終了してるのか」と思って確認しましたが、2026年9月時点でも公式ページにこの案内がそのまま残っていました。

ネットで検索すると「ナイト8がおすすめ」という比較記事がまだ結構出てきます。でも新規募集していないプランを今から勧める記事は、正直ちょっと古い情報のまま止まっているんだと思います。

よりそう+ナイト8の電気料金単価【2026年9月確認】

すでに契約している人向けに、単価をそのまま載せておきます。「昼間」は毎日午前7時から午後11時まで、「夜間」はそれ以外の時間(午後11時〜午前7時)と定義されています。

区分料金単価(税込)
基本料金(主開閉器契約・6kVA以下)1,667円60銭/契約
基本料金(主開閉器契約・6kVA超、最初の10kVAまで)2,376円00銭/契約
基本料金(主開閉器契約・10kVA超過分)1kVAにつき369円60銭
基本料金(実量契約・6kW以下)2,261円60銭/契約
基本料金(実量契約・6kW超、最初の10kWまで)3,217円50銭/契約
電力量料金・昼間 最初の90kWhまで1kWhにつき31円17銭
電力量料金・昼間 90kWh超〜230kWh1kWhにつき39円21銭
電力量料金・昼間 230kWh超1kWhにつき43円91銭
電力量料金・夜間(23時〜7時)1kWhにつき27円64銭夜間

出典は東北電力公式「よりそう+ナイト8」の料金単価ページです(2026年9月確認)。この表の単価はあくまで基本料金と電力量料金だけの話で、実際の請求書にはこのあと燃料費調整額と再エネ賦課金が別枠で乗ってきます。ここは後半で数字を出します。

夜と昼の差、実は「20円」もありません

ここ、ちゃんと計算すると印象が変わります。夜間単価27円64銭に対して、昼間の最初の90kWh分は31円17銭。差はわずか3円53銭です。

差が大きく開くのは、昼間をたくさん使って3段階目(230kWh超・43円91銭)に入ったとき。ここでようやく夜との差が16円27銭になります。

「夜と昼で20円くらい違う」という言い方をよく見かけますが、それは昼の電気をたくさん使う家庭の話。うちのように昼の使用量がそこまで多くない月は、思ったほど差が出ないというのが正直なところです。この差額をどう使うかは、ナイト8×蓄電池は得か損か、うちで計算した記事にまとめてあります。

燃料費調整額と再エネ賦課金は、この単価に「別建て」で乗る

ここを見落とすと、シミュレーションが実際の請求書と合わなくなります。よりそう+ナイト8の月々の電気代は、こういう足し算です。

基本料金+電力量料金(昼間・夜間)+燃料費調整額+再エネ発電促進賦課金+離島ユニバーサルサービス調整額

燃料費調整額は毎月変わります。東北電力公式の一覧によると、2026年10月分の低圧契約向け燃料費調整単価は1kWhあたりマイナス10円14銭(国による電気料金軽減▲3円50銭/kWh込み)。つまりこの部分は単価を押し下げる方向に働いています。この単価は原油や液化天然ガスの価格次第で毎月上下するので、来月にはまた変わります。

再エネ賦課金のほうは全国一律で、経済産業省が2026年3月19日に2026年度単価を1kWhあたり4円18銭にすると公表しました。2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用される数字です(2025年度は3円98銭だったので、20銭の値上がり)。

この2つは電力会社やプランを問わず全戸にかかる部分なので、「ナイト8だから安い・高い」という話とは別枠で考える必要があります。実際にいくら乗るかは、毎月の検針票の「燃料費調整額」「再エネ賦課金」の欄で確認するのが一番確実です。

今から夜間が安いプランに入りたいなら

ナイト8がもう申し込めないなら、今使える選択肢は何なのか。調べたところ、東北電力の夜間割安系プランのうち、ナイト8と同じ構造の「よりそう+ナイト10」も同じく2023年3月31日で新規受付を終了していました。夜間の時間帯が22時〜8時に広がる分、昼間の単価は33円07銭〜46円92銭とナイト8よりやや高めの設計です。

2026年9月時点で新規加入を受け付けているのは、「よりそう+ナイト&ホリデー」。休日(土日・祝日・年末年始)と平日夜間(22時〜8時)がまとめて安くなるタイプで、単身世帯や共働きで平日昼間の在宅が少ない家庭を想定したプランです。

区分よりそう+ナイト&ホリデー
基本料金(6kVA)2,877円60銭/契約
平日昼間(8〜22時)最初の60kWhまで1kWhにつき34円79銭
平日昼間 60kWh超〜140kWh1kWhにつき43円55銭
平日昼間 140kWh超1kWhにつき50円11銭
休日・夜間(平日22〜8時+土日祝)1kWhにつき27円27銭対象時間

ただし東北電力の公式ページには注意書きもあります。従量電灯B・Cから切り替える場合、条件によっては書面発行手数料(税込110円/月)が別途かかるケースがあるとのこと。乗り換え前に、公式のシミュレーションか窓口で自宅の使用パターンに合うか確認したほうがいいです(2026年9月時点・東北電力公式)。

すでにナイト8を使っている人が、次に気になること

ここまで読んで「うちはもう契約してるから関係ない数字はわかった、で結局得なのか」と思った方。その計算は東北電力ナイト8×蓄電池は得か損か|うちの検針票で計算した記事にまとめてあります。夜の安い電気を貯めて昼に回す発想が、実際どれくらいの金額になるかを正直に出しています。

電気代そのものの内訳をもう少し掘り下げたい方は電気代が高い本当の理由2026|燃料費調整費・再エネ賦課金を分解した記事もあわせてどうぞ。


実際にいくらかかるか、どの機種が合うかは、家庭の電気の使い方で大きく変わります。気になったら、まず無料の一括見積もりで自宅に合った容量と費用を確認してみてください。見積もりを取るだけなら1円もかかりませんし、複数社を比べると数十万円の差が出ることも珍しくありません。

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まとめ:ナイト8は「終了したプラン」として単価だけ確認する

よりそう+ナイト8は2023年3月末で新規募集を終えた、いわば現役契約者だけのプランです。単価は夜間27円64銭・昼間31円17銭〜43円91銭の3段階。ここに燃料費調整額と再エネ賦課金が毎月別枠で乗ります。

これから申し込みたい人は、まず「ナイト8」ではなく「よりそう+ナイト&ホリデー」の名前で東北電力の窓口かサイトを確認してください。すでに契約している人は、検針票の夜間・昼間の使用量を見比べるところから。単価表とにらめっこするより、その1枚のほうが正直だったりします。

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電気代節約
この記事を書いた人
くまがい

岩手県在住。冬の電気代の高さに頭を抱えて、蓄電池と太陽光を本気で調べ始めた一般家庭の当事者です。メーカーや販売店とは無関係なので売り込みはなし。自作の蓄電池シミュレーターと電卓片手に、「うちの場合は得なのか」を数字で確かめながら書いています。

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