停電が起きたとき、一番気になるのは「これ、いつまで持つんだろう」ってこと。
蓄電池を買う前にそこを確認しておかないと、いざというとき「思ったより早く切れた」になりかねない。
家電によって消費電力が全然違うので、「7kWhあれば大丈夫」は人によって答えが変わります。自分の家の使い方で試してみてください。
まずシミュレーターで試してみる
以下のツールで、使う家電を選んで計算できます。東北の冬モード(暖房家電込み)にも対応しています。
※蓄電池の実際に使える割合は容量の約85%(放電深度)、変換効率を考慮しています。実際の持続時間は蓄電池のメーカー・機種・使用状況・気温により異なります。
計算結果、いかがでしたか?
実際の価格は業者によって数十万円の差が出ます。検討するなら、まず相場を知るのが一番の節約です。
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家電ごとの消費電力(参考値)
ざっくり把握しておくと判断しやすい。
| 家電 | 消費電力の目安 | 1日あたり(8時間使用) |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(400L級) | 30〜50W(24時間) | 約0.72〜1.2kWh/日 |
| 照明(LED 3部屋) | 15〜30W | 約0.24〜0.48kWh |
| テレビ(50インチ) | 80〜150W | 約0.64〜1.2kWh |
| スマホ充電(2台) | 10〜20W | 約0.08〜0.16kWh |
| エアコン(8畳) | 500〜1,000W | 約4〜8kWh(←これが大きい) |
| 電気毛布 | 50〜100W | 約0.4〜0.8kWh |
| 電子レンジ | 800〜1,500W(使用時のみ) | 約0.3〜0.5kWh(短時間使用) |
エアコンの消費電力が飛び抜けて多い。夏の冷房も冬の暖房も同じで、蓄電池の持ち時間をいちばん短くするのはほぼエアコンです。
パターン別でどのくらい持つか
7kWh蓄電池(使用可能5.95kWh)で計算してみます。
パターン①:最小限モード(冷蔵庫+照明のみ)
- 消費電力: 約60〜80W(1日あたり1.44〜1.92kWh)
- 持ち時間の目安: 約3〜4日
食材を腐らせないことと、夜の明かりを確保するだけなら意外と長く持ちます。
パターン②:普通の生活モード(冷蔵庫+照明+テレビ+スマホ)
- 消費電力: 約150〜250W(1日あたり3.6〜6kWh)
- 持ち時間の目安: 約1〜1.5日
テレビで停電情報を確認しながら、普通に過ごす感じ。1〜2日くらいの停電なら乗り切れる計算です。
パターン③:夏の冷房あり(冷蔵庫+照明+エアコン弱)
- 消費電力: 約600〜700W(1日あたり14.4〜16.8kWh)
- 持ち時間の目安: 約8〜10時間
エアコンを入れると半日持たない。真夏の停電は本当に注意が必要です。
パターン④:冬の東北モード(冷蔵庫+照明+電気毛布+給湯器)
- 消費電力: 約200〜350W(1日あたり4.8〜8.4kWh)
- 持ち時間の目安: 約17〜30時間
東北の冬は灯油ストーブで暖房するケースが多いので、意外とエアコンより電力消費が少なくなることも。ただし給湯器の電源や電気毛布が積み重なると1〜2日くらいが現実的な上限です。
7kWhと10kWhで持ち時間はどう変わるか
| 蓄電池容量 | 使用可能容量 | 最小限モード | 普通生活モード | 冷房あり |
|---|---|---|---|---|
| 7kWh | 5.95kWh | 3〜4日 | 約1〜1.5日 | 約8〜10時間 |
| 10kWh | 8.5kWh | 4〜5日 | 約1.5〜2日 | 約12〜14時間 |
| 16kWh | 13.6kWh | 7〜9日 | 約2〜3日 | 約19〜22時間 |
容量を増やしてもエアコンの消費電力が大きすぎて、「夏にエアコンをずっと使い続けられる」にはなりません。停電中はエアコンを使わない前提で容量を考えるのが現実的です。
寒冷地では蓄電池の容量が下がる
これ、あまり説明してくれる業者が少ないんですが、リチウムイオン電池は気温が低いと容量が下がります。
- 0℃以下: 定格容量から10〜20%低下が目安
- -10℃: 場合によっては25〜30%低下することも
岩手の冬、特に内陸部は-10℃以下になることがあります。「7kWhのつもりが5.25kWhしか使えない」状態で停電になる可能性がある。
寒冷地仕様・低温対応モデルを選ぶか、設置場所を室内(床下・納戸など)にすることで対策できます。設置前に業者に確認してください。
結論:停電対策で蓄電池を使うなら
- エアコンなしで1〜2日乗り切れればいい → 7kWhで十分
- 3日以上の大型停電も視野に入れる → 10kWh以上か、ポータブル電源の併用
- 冬の暖房も使いたい → 電力消費量を計算した上で、それでも足りなければ灯油ストーブとの組み合わせが現実的
- 寒冷地(東北・北海道) → 低温対応モデルを選ぶ、設置場所は室内推奨
停電対策は「持ち時間」だけじゃなく「何を我慢できるか」も大事です。シミュレーターで一度試してみて、自分の生活に合った容量を確認してみてください。
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