蓄電池があれば、停電しても冷蔵庫は何時間動くのか

蓄電池

停電が起きたとき、一番気になるのは「これ、いつまで持つんだろう」ってこと。

蓄電池を買う前にそこを確認しておかないと、いざというとき「思ったより早く切れた」になりかねない。

家電によって消費電力が全然違うので、「7kWhあれば大丈夫」は人によって答えが変わります。自分の家の使い方で試してみてください。

まずシミュレーターで試してみる

以下のツールで、使う家電を選んで計算できます。東北の冬モード(暖房家電込み)にも対応しています。

🔦 停電シミュレーター
蓄電池で「何時間もつか」を家電を選んで計算する
蓄電池の容量
冷蔵庫 50W
時間/日
LED照明(1部屋) 40W
時間/日
テレビ(32〜50型) 100W
時間/日
スマホ充電×2台 15W
時間/日
ノートPC 45W
時間/日
エアコン(6畳・弱) 500W
時間/日
エアコン(暖房・弱) 900W
時間/日
電子レンジ(20分/日) 1200W
時間/日
炊飯器(1回炊き) 700W
時間/日
電気毛布 80W
時間/日
灯油ファンヒーター(電源のみ) 30W
時間/日
給湯器(電源のみ) 50W
時間/日
0時間
1日の消費電力量
0 Wh
使える蓄電量
0 Wh
家電別の消費内訳

※蓄電池の実際に使える割合は容量の約85%(放電深度)、変換効率を考慮しています。実際の持続時間は蓄電池のメーカー・機種・使用状況・気温により異なります。

計算結果、いかがでしたか?

実際の価格は業者によって数十万円の差が出ます。検討するなら、まず相場を知るのが一番の節約です。

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家電ごとの消費電力(参考値)

ざっくり把握しておくと判断しやすい。

家電 消費電力の目安 1日あたり(8時間使用)
冷蔵庫(400L級) 30〜50W(24時間) 約0.72〜1.2kWh/日
照明(LED 3部屋) 15〜30W 約0.24〜0.48kWh
テレビ(50インチ) 80〜150W 約0.64〜1.2kWh
スマホ充電(2台) 10〜20W 約0.08〜0.16kWh
エアコン(8畳) 500〜1,000W 約4〜8kWh(←これが大きい)
電気毛布 50〜100W 約0.4〜0.8kWh
電子レンジ 800〜1,500W(使用時のみ) 約0.3〜0.5kWh(短時間使用)

エアコンの消費電力が飛び抜けて多い。夏の冷房も冬の暖房も同じで、蓄電池の持ち時間をいちばん短くするのはほぼエアコンです。

パターン別でどのくらい持つか

7kWh蓄電池(使用可能5.95kWh)で計算してみます。

パターン①:最小限モード(冷蔵庫+照明のみ)

  • 消費電力: 約60〜80W(1日あたり1.44〜1.92kWh)
  • 持ち時間の目安: 約3〜4日

食材を腐らせないことと、夜の明かりを確保するだけなら意外と長く持ちます。

パターン②:普通の生活モード(冷蔵庫+照明+テレビ+スマホ)

  • 消費電力: 約150〜250W(1日あたり3.6〜6kWh)
  • 持ち時間の目安: 約1〜1.5日

テレビで停電情報を確認しながら、普通に過ごす感じ。1〜2日くらいの停電なら乗り切れる計算です。

パターン③:夏の冷房あり(冷蔵庫+照明+エアコン弱)

  • 消費電力: 約600〜700W(1日あたり14.4〜16.8kWh)
  • 持ち時間の目安: 約8〜10時間

エアコンを入れると半日持たない。真夏の停電は本当に注意が必要です。

パターン④:冬の東北モード(冷蔵庫+照明+電気毛布+給湯器)

  • 消費電力: 約200〜350W(1日あたり4.8〜8.4kWh)
  • 持ち時間の目安: 約17〜30時間

東北の冬は灯油ストーブで暖房するケースが多いので、意外とエアコンより電力消費が少なくなることも。ただし給湯器の電源や電気毛布が積み重なると1〜2日くらいが現実的な上限です。

7kWhと10kWhで持ち時間はどう変わるか

蓄電池容量 使用可能容量 最小限モード 普通生活モード 冷房あり
7kWh 5.95kWh 3〜4日 約1〜1.5日 約8〜10時間
10kWh 8.5kWh 4〜5日 約1.5〜2日 約12〜14時間
16kWh 13.6kWh 7〜9日 約2〜3日 約19〜22時間

容量を増やしてもエアコンの消費電力が大きすぎて、「夏にエアコンをずっと使い続けられる」にはなりません。停電中はエアコンを使わない前提で容量を考えるのが現実的です。

寒冷地では蓄電池の容量が下がる

これ、あまり説明してくれる業者が少ないんですが、リチウムイオン電池は気温が低いと容量が下がります。

  • 0℃以下: 定格容量から10〜20%低下が目安
  • -10℃: 場合によっては25〜30%低下することも

岩手の冬、特に内陸部は-10℃以下になることがあります。「7kWhのつもりが5.25kWhしか使えない」状態で停電になる可能性がある。

寒冷地仕様・低温対応モデルを選ぶか、設置場所を室内(床下・納戸など)にすることで対策できます。設置前に業者に確認してください。

結論:停電対策で蓄電池を使うなら

  • エアコンなしで1〜2日乗り切れればいい → 7kWhで十分
  • 3日以上の大型停電も視野に入れる → 10kWh以上か、ポータブル電源の併用
  • 冬の暖房も使いたい → 電力消費量を計算した上で、それでも足りなければ灯油ストーブとの組み合わせが現実的
  • 寒冷地(東北・北海道) → 低温対応モデルを選ぶ、設置場所は室内推奨

停電対策は「持ち時間」だけじゃなく「何を我慢できるか」も大事です。シミュレーターで一度試してみて、自分の生活に合った容量を確認してみてください。

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この記事を書いた人
くまがい

岩手県在住。冬の電気代の高さに頭を抱えて、蓄電池と太陽光を本気で調べ始めた一般家庭の当事者です。メーカーや販売店とは無関係なので売り込みはなし。自作の蓄電池シミュレーターと電卓片手に、「うちの場合は得なのか」を数字で確かめながら書いています。

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