オール電化 vs ガス併用 月の電気代どっち得?【2026年完全比較】

電気代節約

「結局、オール電化とガス併用ってどっちがお得なの?」

家を建てるとき、リフォームするとき、引っ越しするとき。一度は誰もが悩むこの問題。ネットで調べても「オール電化が得!」「いやガス併用!」と意見がバラバラで、結局わからない。

ぶっちゃけ、家庭によって正解は違います。でも、月額・年額のレベルで「どっちが何円安いか」は計算できる。この記事では、4人家族モデルで2026年6月時点の最新料金をもとにシミュレーションして、正直に答えを出します。

うちは最終的にオール電化を選んだ家庭。理由と後悔ポイントも含めて、現場感ある話を書きます。


2026年、電気とガスの料金はどうなってる?

まずは前提整理。2026年6月時点の料金水準から。

電気代のリアル

大手電力会社(東京電力従量電灯B、30A契約)の場合、2026年6月時点で1kWhあたり約30〜33円(120kWh超過分)。再エネ賦課金が3.49円/kWh、燃料費調整額もプラス計上されるので、実質的な単価はもう少し高い。

オール電化向けの「夜間割安プラン」だと、深夜(23時〜翌7時)が1kWhあたり17〜22円に下がる。ここがオール電化の最大の武器。

ガス代のリアル

都市ガスとプロパンガスで全然違うのが厄介なところ。

種類基本料金1m³あたり単価
都市ガス(東京ガス・一般契約)約1,200円/月約160〜180円
プロパンガス(全国平均)約1,800円/月約450〜600円

2026年6月時点の主要事業者の公開料金から集計。プロパンは都市ガスの2.5〜3倍。地方や郊外の家でプロパン使ってる家庭は、これだけで毎月けっこう取られてるんですよね。


4人家族モデルでシミュレーション

条件を揃えて、月額・年額で比較してみます。

前提条件

  • 家族: 大人2人+子ども2人(小学生)の4人家族
  • 住宅: 戸建て4LDK、延床120m²
  • 地域: 関東圏(首都圏標準)
  • 使用量: 電気月450kWh(オール電化なら600kWh)、ガス月35m³
  • 機器: エアコン3台、IHクッキングヒーター or ガスコンロ、エコキュート or ガス給湯器

月額・年額の比較

項目オール電化ガス併用(都市ガス)ガス併用(プロパン)
電気代(月)約15,500円約12,800円約12,800円
ガス代(月)0円約7,500円約18,200円
月合計約15,500円約20,300円約31,000円
年間合計約186,000円約243,600円約372,000円
オール電化との差(年)—+57,600円+186,000円

2026年6月時点の標準料金で試算。実際の使用量・契約プランで前後します。

これを見るとオール電化が圧勝に見えるけど、ちょっと待ってほしい。この計算には初期投資が入ってない。

初期投資を含めると話が変わる

オール電化にするには、エコキュートとIHクッキングヒーターの導入が必要。

  • エコキュート(工事費込み): 50〜80万円
  • IHクッキングヒーター(工事費込み): 15〜25万円
  • 合計: 約65〜105万円

ガス併用なら給湯器(エコジョーズ)20〜30万円+ガスコンロ5〜10万円で25〜40万円。差額は40〜65万円。

仮に差額50万円として、月の節約効果4,800円(都市ガス比)で回収すると約8.7年。プロパン比なら約2.7年。プロパンの家ならオール電化に切り替える経済合理性はかなり高い、ということ。


オール電化のメリット・デメリット(うちの体感ベース)

数字だけじゃ語れない部分。実際に4年使ってる立場で正直に書きます。

メリット

1. 火を使わない安心感

子どもが小さいうちは特にこれが大きい。コンロの火事リスクがゼロ。ガス漏れの心配もない。地味だけど精神的な負担がだいぶ違います。

2. 深夜電力でお湯を沸かす効率の良さ

エコキュートは深夜の安い電気でお湯を作って、昼間使う仕組み。光熱費が圧倒的に下がる原動力。

3. 基本料金が1本化

電気とガスで二重に取られていた基本料金が、電気1本に。月1,500〜2,000円の固定費削減。

4. キッチンの掃除がラク

IHの天板はフラット。サッと拭くだけで終わる。これ、地味に最高なんですよね。

デメリット

1. 停電時に何もできない

これが最大の弱点。停電したら給湯も調理も止まる。災害時のリスクはガス併用より高い。

うちは2024年の台風で2日間停電して、お風呂もご飯もアウト。コンビニ通いになりました。正直、これが一番後悔ポイント。

2. 火力が弱い(IH)

中華料理を作るのが趣味の人には地獄。鍋振りができない。「強火で一気に」が苦手。家族の食生活によっては致命的になり得る。

3. 昼間の電気代は高め

夜間割安プランは、その代わり日中の単価が高い。在宅勤務で昼間ずっと電気を使う家庭だと、想定より電気代が高くなる。

4. エコキュートの設置スペースが必要

貯湯タンクが大きい。屋外に1m²くらいのスペースを確保する必要がある。狭小住宅だと厳しい。


ガス併用のメリット・デメリット

メリット

1. 火力が強い

料理好きには圧倒的にコレ。鍋振り自由、中華も焼き魚も思いのまま。プロの料理人がガスを選ぶのには理由がある。

2. 湯切れしない

ガス給湯器は瞬間湯沸かし式。家族が連続で長風呂しても、お湯がなくなる心配なし。エコキュートはタンク容量に依存するので、お湯を使い切るとアウト。

3. 停電時もガスは止まらない

都市ガスは地震時に止まるけど、復旧は電気より早いことが多い。プロパンは独立してるので停電に強い。災害リスクヘッジとして優秀。

4. 初期投資が安い

給湯器とコンロで40万円程度。オール電化の半分以下。

デメリット

1. 基本料金が二重

電気とガス、両方の基本料金を払う必要がある。これだけで月2,000〜3,000円の固定費。

2. プロパンは高い

都市ガス対応エリア外なら、プロパン一択。すると月のガス代が1.5〜2万円。年間で20万円超える家庭も普通にあります。

3. ガス漏れ・火災リスク

確率は低いけど、リスクとしては存在する。子育て家庭や高齢者世帯には引っかかる人もいる。


結局どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ

家族構成と住宅条件で、向き不向きがあります。整理します。

こんな家庭おすすめ
プロパンガス地域に住んでいるオール電化(年20万円浮く可能性大)
共働きで日中ほぼ留守オール電化(深夜電力フル活用)
小さい子どもがいる、火事が心配オール電化
料理が趣味、強火を多用ガス併用
家族が多くて湯量が多いガス併用(湯切れリスク回避)
停電・災害リスクを最重視ガス併用(または太陽光+蓄電池)
都市ガス対応エリアで在宅勤務ガス併用(日中の電気単価が高くつくため)

うちは「プロパン地域+子ども2人+共働き」の3条件が揃っていたので、迷わずオール電化。年間で約18万円浮いてます。プロパン地域の人は本当に検討の価値あり。

逆に都市ガス地域で在宅勤務なら、ガス併用のほうがトータルで安くなるケースが多い。


太陽光+蓄電池で、オール電化のリスクをカバーする方法

オール電化の最大の弱点は「停電に弱い」こと。この弱点、実は完全に解消できます。

太陽光発電+家庭用蓄電池を追加すれば、停電してもお湯が沸かせるし、IHも使える。むしろガス併用より災害に強くなる。

2026年6月時点で、4kW太陽光+7kWh蓄電池のセット導入価格は約220〜280万円。補助金(国DR補助金+自治体補助金)を使えば30〜90万円戻ってきます。電気代はほぼゼロにできるケースもあるので、長期的にはペイする計算。

うちも導入を検討して、まず一括見積もりで5社比較しました。1社だけだと相場感がつかめないし、ぼったくり業者に引っかかるリスクもある。比較は鉄則です。

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蓄電池の選び方は別記事に詳しく書いてます。後悔したくない人は読んでおいてください。オール電化の電気代は高い?平均額と節約術を徹底解説


まとめ — 結論はシンプル

長くなったので最後にまとめます。

  • プロパンガス地域: ほぼ間違いなくオール電化が得。年間20万円浮く可能性
  • 都市ガス地域+共働き: オール電化が有利。深夜電力フル活用
  • 都市ガス地域+在宅勤務多い: ガス併用が有利
  • 料理が趣味、火力重視: ガス併用
  • 災害リスク重視: 太陽光+蓄電池つきオール電化が最強

「オール電化 vs ガス併用」は、片方が常に得な勝負じゃない。ライフスタイルと住んでる地域で、答えは変わります。

大事なのは、自分の家庭の使い方を数字で見える化すること。今のガス代と電気代の明細を1年分並べてみると、どっちが向いてるか案外すぐ見えてきます。

引っ越し・新築・リフォーム前の人。この計算、絶対やったほうがいい。光熱費は10年で200万円規模の差になります。最初の選択で、家計の余裕が変わる。

※料金単価・補助金額・各種条件は2026年6月時点の情報です。最新の正確な金額は、契約予定の電力会社・ガス会社・施工業者にご確認ください。

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電気代節約
この記事を書いた人
くまがい

岩手県在住。冬の電気代の高さに頭を抱えて、蓄電池と太陽光を本気で調べ始めた一般家庭の当事者です。メーカーや販売店とは無関係なので売り込みはなし。自作の蓄電池シミュレーターと電卓片手に、「うちの場合は得なのか」を数字で確かめながら書いています。

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