【2026年版】新電力おすすめランキング|乗り換えで年間3万円節約する方法

電気代節約

「毎月の電気代が高い…もっと安い電力会社に変えたい」

そう思って調べてみると、「新電力」という言葉をよく見かけませんか?

2016年の電力自由化から10年。今では700社以上の電力会社が参入し、大手電力会社よりも電気代を安くできる選択肢がたくさんあります。

ただし、新電力にはメリットだけでなくデメリットもあります。会社によっては逆に高くなってしまうケースも。

この記事では、2026年時点でおすすめの新電力5社を比較し、電力会社を選ぶときに失敗しないポイントをわかりやすく解説します。


新電力とは?大手電力会社との違い

新電力(新電力会社)とは、2016年4月の電力完全自由化以降に電力小売事業に参入した電力会社の総称です。正式には「小売電気事業者」と呼ばれます。

それまで電気を買えるのは、東京電力や関西電力などの旧一般電気事業者(大手電力会社10社)だけでした。自由化により、ガス会社、通信会社、石油会社、IT企業など、さまざまな業種から電力市場に参入しています。

大手電力会社と新電力の違い

項目 大手電力会社(旧一般電気事業者) 新電力
代表例 東京電力EP、関西電力、東北電力など Looopでんき、東京ガスの電気、auでんきなど
料金水準 規制料金プランあり(国の認可制) 自由料金(各社独自に設定)
電気の品質 同じ送配電網を使用 同じ送配電網を使用(品質は同じ)
セット割引 少ない ガス・通信・ポイントなどセット割が豊富
停電リスク 同じ 同じ(送配電は大手が管理)

ここで大事なポイントがあります。

新電力に切り替えても、電気の品質や停電リスクは変わりません。

なぜなら、電気を届ける送配電網(電線や変電所)は、東京電力パワーグリッドなどの送配電事業者が管理しているからです。新電力はあくまで「電気を仕入れて売る」小売部分だけを担当しています。

つまり、電力会社を変えるということは、「電気の届き方」が変わるのではなく、「電気の買い先(請求書の発行元)」が変わるだけなのです。


新電力に切り替えるメリット・デメリット

メリット

1. 電気代が5〜15%安くなる可能性がある

新電力の最大のメリットは、電気代が安くなることです。一般的な3人家族(月の電気使用量350〜400kWh)の場合、年間で約6,000〜18,000円の節約が見込めます。

特に電気の使用量が多い家庭ほど節約効果が大きくなる料金体系の会社が多いです。

2. ポイント還元やセット割引がある

新電力の中には、電気代に応じてポイントが貯まるサービスがあります。

  • 東京ガスの電気: ガスとのセット割で月額275円割引
  • auでんき: Pontaポイント還元(最大5%)
  • ソフトバンクでんき: PayPayポイント還元

普段使っているサービスとまとめることで、実質的な割引率がさらに上がります。

3. 環境にやさしいプランが選べる

CO2排出量が実質ゼロの「グリーン電力プラン」を提供している新電力もあります。料金は通常プランより少し高めですが、環境意識の高い方には選択肢のひとつです。

デメリット

1. 倒産・撤退リスクがある

新電力の中には、経営基盤が弱い会社もあります。2022年には燃料価格の高騰を受けて、多くの新電力が撤退・倒産しました。

ただし、万が一契約中の新電力が倒産しても、すぐに電気が止まることはありません。一定期間は地域の大手電力会社が電気を届けてくれる「最終保障供給」の仕組みがあります。その間に別の電力会社に切り替えれば問題ありません。

2. 市場連動型プランは電気代が高騰するリスクがある

「市場連動型」と呼ばれる料金プランは、日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格に連動して電気代が変わります。電力需給がひっ迫する真夏や真冬には、電気代が通常の2〜3倍に跳ね上がることがあります。

2021年1月のJEPXスポット価格高騰時には、市場連動型プランの利用者が月10万円を超える請求を受けたケースもありました。

市場連動型プランを選ぶ場合は、上限価格の設定があるかどうかを必ず確認してください。

3. 使用量が少ないと割高になることがある

一人暮らしなど、電気の使用量が少ない場合(月150kWh以下程度)は、新電力に切り替えてもほとんど安くならない、あるいは逆に高くなるケースがあります。

多くの新電力は「たくさん使う人ほど安くなる」料金設計になっているため、使用量が少ない方は、大手電力の従量電灯プランの方が安い場合もあります。


電力会社を選ぶ3つのポイント

新電力は数百社もあるため、何を基準に選べばいいか迷う方が多いと思います。最低限チェックすべきポイントは以下の3つです。

ポイント1: 料金プランの仕組みを確認する

電力会社の料金プランは、大きく分けて3種類あります。

プランの種類 特徴 向いている人
従量料金型(固定単価) 使った量に応じて一定の単価で計算 安定した料金を求める人
市場連動型 JEPX価格に連動して単価が変動 リスク許容できる人・昼間在宅でない人
定額制 一定量まで定額料金 使用量が毎月安定している人

初めて新電力に切り替える方には、従量料金型(固定単価)のプランをおすすめします。市場連動型は電気代が安くなる月もありますが、高騰リスクがあるため注意が必要です。

ポイント2: 解約金・違約金の有無を確認する

新電力の中には、契約期間に縛りがあり、途中解約すると2,000〜10,000円程度の解約金が発生する会社があります。

ただし、近年は解約金なし・契約期間の縛りなしの会社が主流になってきています。初めて新電力を試す方は、解約金のない会社を選ぶと安心です。

ポイント3: 供給安定性・企業の信頼性を確認する

2022年の新電力撤退ラッシュを教訓に、以下の点を確認しましょう。

  • 親会社・グループ企業の規模: 大手ガス会社や通信キャリアの新電力は経営基盤が安定している
  • 供給実績(契約件数): 契約件数が多い会社は経営が安定している傾向
  • 自社発電所の有無: 自前で発電設備を持つ会社は、卸電力市場の価格変動に左右されにくい

おすすめ新電力5社の比較【2026年版】

ここからは、2026年時点でサービスを提供しており、実績と信頼性のある新電力5社を紹介します。

※以下の料金・節約額は、3人家族(月間使用量400kWh、契約アンペア40A)を想定した目安です。実際の金額はお住まいの地域や使用状況によって異なります。料金は各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

比較表

順位 電力会社 料金タイプ 月額目安(400kWh時) 年間節約額の目安 解約金 特徴
1 東京ガスの電気 従量料金型 約12,200円 約6,000〜10,000円 なし ガスセット割275円/月、実績豊富
2 Looopでんき 市場連動型(上限あり) 約11,500〜13,500円 約3,000〜15,000円 なし アプリで30分毎の料金確認、ピークシフト節約可
3 auでんき 従量料金型 約12,500円 約5,000〜8,000円 1年未満で2,000円 Pontaポイント最大5%還元、UQモバイルセット割
4 CDエナジーダイレクト 従量料金型 約12,000円 約7,000〜12,000円 なし 中部電力×大阪ガス出資、カテエネポイント
5 オクトパスエナジー 従量料金型 約11,800円 約8,000〜14,000円 なし 英国大手、シンプルな料金体系、実質再エネ100%

※月額目安・年間節約額は東京電力エリア・従量電灯B相当との比較。2026年5月時点の情報をもとに作成。燃料費調整額・再エネ賦課金は含む前提で概算しています。最新の料金は各社公式サイトをご確認ください。

各社の詳細

1位: 東京ガスの電気 ── 安定感とセット割で堅実に節約

東京ガスは都市ガス最大手ならではの経営基盤の安定性が強みです。新電力の中でも契約件数は300万件を超え、トップクラスの実績があります。

  • 料金タイプ: 従量料金型(固定単価)
  • ガスセット割: 月額275円引き(年間3,300円)
  • ポイント: パッチョポイント(1,000円で15ポイント)
  • 解約金: なし
  • 対応エリア: 関東エリア

こんな人におすすめ: 東京ガスを利用中の方、初めて新電力に切り替える方、安定重視の方

2位: Looopでんき ── 市場連動型でスマートに節約

Looopでんきは市場連動型プランの代表格です。基本料金0円で、30分ごとに変動する電力量料金で計算されます。専用アプリでリアルタイムに料金単価を確認でき、安い時間帯に電気を使う「ピークシフト」で大きく節約できます。

  • 料金タイプ: 市場連動型(スマートタイムONE)
  • 基本料金: 0円
  • ポイント: なし
  • 解約金: なし
  • 対応エリア: 全国(沖縄・離島を除く)

こんな人におすすめ: アプリで電気代を管理したい方、昼間は不在で夜間・早朝中心に電気を使う方

注意: 市場連動型のため、電力需給がひっ迫する時期は電気代が上がるリスクがあります。安定した料金を求める方は、従量料金型の会社をおすすめします。

3位: auでんき ── Pontaポイント還元でお得

auでんきは、KDDIが提供する電力サービスです。電気料金に応じてPontaポイントが最大5%還元されるのが最大の特徴。UQモバイルやauひかりとのセット割引も利用できます。

  • 料金タイプ: 従量料金型
  • ポイント: Pontaポイント最大5%還元(月8,000円以上の場合)
  • 解約金: 契約から1年未満の解約で2,000円
  • 対応エリア: 全国(沖縄・離島を除く)

こんな人におすすめ: auやUQモバイルを使っている方、Pontaポイントを貯めている方

4位: CDエナジーダイレクト ── 豊富なプランから選べる

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスの合弁会社です。大手2社の出資による安定した経営基盤が魅力。電気使用量に合わせた複数のプランがあり、一人暮らしから大家族まで幅広く対応しています。

  • 料金タイプ: 従量料金型(複数プランあり)
  • ポイント: カテエネポイント(1%還元)
  • ガスセット割: あり(月額0.5%割引)
  • 解約金: なし
  • 対応エリア: 関東エリア

こんな人におすすめ: 電気使用量に合ったプランを選びたい方、ガスもまとめたい方

5位: オクトパスエナジー ── シンプルで安い注目の海外勢

オクトパスエナジーは、イギリス発の電力会社で世界中で急成長しています。日本では東京ガスとの合弁会社として運営しており、実質再生可能エネルギー100%の電力を提供しています。料金体系がシンプルで、基本料金+電力量料金のわかりやすい構成です。

  • 料金タイプ: 従量料金型
  • ポイント: なし(その分を料金値下げに反映)
  • 解約金: なし
  • 対応エリア: 全国(一部エリアを除く)

こんな人におすすめ: シンプルに安さを重視する方、環境に配慮した電力を使いたい方


新電力に切り替える手順(5分で完了)

新電力への切り替えは、思っている以上に簡単です。

用意するもの – 現在の電力会社の検針票(お客さま番号・供給地点特定番号が記載) – クレジットカードまたは口座情報

手順 1. 切り替え先の新電力の公式サイトにアクセス 2. 料金シミュレーションで節約額を確認 3. 申し込みフォームに必要事項を入力(5分程度) 4. 現在の電力会社への解約手続きは不要(新電力が代行) 5. スマートメーターの設置(未設置の場合のみ、立ち会い不要) 6. 切り替え完了(申し込みから2〜4週間後)

工事は不要で、申し込みから切り替えまでに停電することもありません。切り替えに費用はかかりません(解約金のある会社からの切り替え時を除く)。


新電力でも足りない人は太陽光+蓄電池という選択肢

新電力に切り替えれば、年間で数千円〜1万円以上の節約ができます。

しかし、「もっと根本的に電気代を下げたい」という方もいるでしょう。

そんな方には、太陽光発電と蓄電池の導入をおすすめします。

新電力 vs 太陽光+蓄電池の節約効果比較

節約方法 年間節約額の目安 初期費用
新電力への切り替え 約6,000〜18,000円 0円
太陽光発電の導入 約60,000〜120,000円 約80〜150万円(補助金適用前)
太陽光+蓄電池セット 約80,000〜150,000円 約150〜300万円(補助金適用前)

太陽光発電を導入すれば、昼間の電気を自宅で発電してまかなえるため、電気代を年間6〜12万円以上削減できます。さらに蓄電池を組み合わせれば、夜間も自家発電した電気を使えるので、電気代をほぼゼロにすることも可能です。

2026年度は国の補助金(DR補助金)で最大60万円が支給されるため、実質的な負担額は大幅に抑えられます。

「電力会社の切り替えだけでは物足りない」と感じたら、太陽光+蓄電池もあわせて検討してみてください。

関連記事【2026年】電気代が高い原因と今すぐできる節約術10選(記事3) – 太陽光発電と蓄電池のセット費用はいくら?相場と元が取れるか徹底計算(記事8) – 【2026年最新】家庭用蓄電池おすすめ5選|失敗しない選び方(記事1)


まとめ|まずは料金シミュレーションで比較しよう

この記事のポイントをおさらいします。

  • 新電力に切り替えると、電気代が年間6,000〜18,000円安くなる可能性がある
  • 電気の品質や停電リスクは大手電力と変わらない
  • 選ぶときは「料金プラン」「解約金」「供給安定性」の3つをチェック
  • 市場連動型プランは高騰リスクがあるため、初めてなら従量料金型がおすすめ
  • 電力会社の切り替えは5分で申し込み、工事不要
  • さらに電気代を下げたいなら、太陽光+蓄電池の導入も検討

電力会社の切り替えは、最もかんたんで初期費用ゼロの節約方法です。まずはお住まいの地域で使える新電力をシミュレーションしてみてください。

そして、「電力会社を変えるだけでは限界がある」と感じたら、太陽光発電+蓄電池の導入で電気代のさらなる削減を目指しましょう。蓄電池の見積もりは複数社を比較することで、最適な容量とメーカーを選べます。

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電気代節約
この記事を書いた人
くまがい

岩手県在住。冬の電気代の高さに頭を抱えて、蓄電池と太陽光を本気で調べ始めた一般家庭の当事者です。メーカーや販売店とは無関係なので売り込みはなし。自作の蓄電池シミュレーターと電卓片手に、「うちの場合は得なのか」を数字で確かめながら書いています。

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